こんにちは!お口のテーマパークの栗田です。
2月22日、私は岡山のNPO法人「DNOW(Dentist Network from Okayama to the World)」の歯科ボランティア活動に参加させていただきました。お口のテーマパークのミッションと通ずる活動でもあるため、今回ご紹介させていただこうと思います。
DNOWでは年に数回、ベトナムやフィリピンのストリートチルドレンの子どもたちに歯科治療や啓発活動を行っています。私も4、5年前に何回か参加させていただきましたが、コロナ禍以後は団体として海外での活動ができていない状況です(活動再開します 2023.05.13追記)。
(DNOWホームページ:http://www.dnow.or.jp)
海外での活動以外に、海外から来日している技能実習生への歯科衛生講習を行っています。今回私はこちらの活動に参加させていただきました。
今回対象となったのは、ベトナムとインドネシアからの技能実習生です。歯科疾患の原因や予防についてのプレゼンの後、歯垢の染め出し、ブラッシング指導などを行いました。
お口のテーマパークのこれまでの活動は、子どもやその保護者の方を対象にしたものが多かったですが、今回は「20代の成人(労働者)」という点で大きな違いがありました。例えばプレゼンでは、「酸性」「アルカリ性」といった言葉を使い、科学的な説明を行っていました。
また、印象的だったのは、「むし歯が進み歯がなくなったとして、インプラント治療を行うとするとその治療費は最大40万円になります。40万円あったら何がしたいですか?」と聞いていたことです。子どもにお金の話をしてもむしろイメージが湧きづらいですが、このように対象者の生活に即した話を入れることが非常に効果的だと感じました。
そして、この質問に「実家にお金を送る」と答えていた方がいました。ベトナムやインドネシアでの平均月収は日本円で約3万円のため、技能実習での給料も仕送りに充てる人が多いそうです。日本ではあまり考えられない親孝行だと思いました。素敵ですね。
今後も、様々な活動に積極的に参加して、お口のテーマパークの活動にも活かしていきたいと思います!