むし歯予防の強い味方「フッ素」とは?

お子さまのむし歯予防、何をしたらいいか悩んでいませんか?

実は、フッ化物(以下フッ素と表記する) がとても効果的なんです!

フッ素にはどんな効果があるのか、使い方や注意点を解説します!

目次

フッ素って何?

フッ素は歯を強くしてむし歯を防ぐ働きがあります。フッ素に関して様々な研究が行われており、フッ素の使用でむし歯のリスクを最大で60%減らせることが証明されています。

フッ素の3つの働き

エナメル質の修復を促進

酸で歯から溶け出したカルシウムやリンを補うこと(再石灰化)を促進します。

歯の質を強化

歯の表面を覆うエナメル質を、酸に溶けにくい性質に変え、むし歯への抵抗力を高めます。

菌の働きを弱める

虫歯を引き起こす細菌の働きを弱め、酸がつくられるのを抑えます。 これらにより、むし歯を予防したり、初期のむし歯を治したりする力があります。

フッ素はどうやって使うの?

歯磨き粉

年齢に応じて使用方法が異なります。

歯が生えてから2歳
回数:就寝前を含めて1日2回
量:濃度1,000ppmで米粒程度(1~2mm程度)
歯磨き後:ティッシュなどで軽く拭き取っても良い。

3~5歳
回数:就寝前を含めて1日2回
量:濃度1,000ppmでグリンピース程度(5mm程度)
歯磨き後:歯磨き後は軽く吐き出す。うがいは少量の水で1回まで。

6歳以上
回数:就寝前を含めて1日2回
量:濃度1,500ppmで歯ブラシ全体
歯磨き後:歯磨き後は軽く吐き出す。うがいは少量の水で1回まで。

たわちゃん先生

歯磨き粉に含まれるフッ素濃度は、6歳以上用は1,000~1,500ppm、6歳未満用は500~1000 ppmが多いです!

歯科医院でのフッ素塗布

歯科医院では、歯磨き粉より高濃度のフッ素を使用します。むし歯予防が強化されます!

フッ素洗口液

口の中にフッ素を広く行き渡らせることができます。学校や家庭でのうがいも効果的です。

成人向け
一般的に、成人用のフッ素洗口液の濃度は225~1000 ppmです。洗口液は、食後や寝る前に使用するのが一般的です。毎日の使用が推奨されることもありますが、製品の説明書に従うことが大切です。

子供向け
子供向けのフッ素洗口液は、濃度が低く、通常225 ppm以下のものが多いです。6歳以上の子供に使用が推奨されます。口に含んだ後は、うがいして飲み込まないように指導することが重要です。

 使い方に注意はある?

フッ素は過剰摂取より中毒を起こすことが有ります。

急性中毒

症状:吐き気・嘔吐、下痢など
中毒量:体重1kgあたり5mg以上のフッ素


体重20kgの子供で100mgの換算になり、現実的な摂取量ではないので引き起こす可能性は限りなく低いです。

慢性中毒

骨フッ素症(骨硬化症)
症状:関節の痛み・こわばり、脊髄・靭帯の石灰化などの症状
中毒量:8ppm以上のフッ素を含む飲料水を20年以上飲み続けた場合に1~2割に発症

歯フッ素症(斑状歯)
症状:歯のエナメル質に白い斑点や色素沈着が見られる
中毒量:歯が形成される時期(0~8歳くらい)に、2ppm以上のフッ素を含む飲料水を摂取し続けた場合に発症

上記の中毒量は日常生活では達しない量なので、ほとんど心配ないと思われます。

しかし、少しでも過剰摂取のリスクを減らすためにも、フッ素入りの歯磨き粉や洗口液は飲み込まないようにしましょう。

お子さんがいらっしゃる家庭は、歯磨き粉や洗口液をお子さんが手に届かない場所に保管すると安心です。

まとめ

・フッ素は、歯を強くしてむし歯を防ぐはたらきがある。
・歯磨き粉や洗口液は、年齢に応じて使い方や濃度が変わる。
・フッ素の過剰摂取を防ぐためにも、特にこどもは歯磨き粉などは飲み込まないよう指導しましょう。

フッ素は、毎日の歯磨きに取り入れるだけで、むし歯予防にとても効果的です!

お子さまの歯を守るために、ぜひフッ素を取り入れてみてくださいね!

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