赤ちゃんの成長にとって大切な「離乳食」。
多くの保護者が「いつ始めたらいいの?」「歯が生えていないけど大丈夫?」と疑問を抱えています。
実は、離乳食の開始には歯科的な視点も大切なのをご存じでしょうか?
今回は、口腔機能の発達に注目しながら、離乳食の始めどきを見極めるポイントを歯科の視点からご紹介します。
離乳食の開始目安は「生後5~6か月」だけど…

一般的に、離乳食の開始は生後5~6か月ごろが目安とされていますが、これはあくまで目安です。
赤ちゃんの発達には個人差があるため、「月齢」よりも「口腔や身体の発達状態」を見ることが大切です。
歯科的に見る!離乳食開始の3つのチェックポイント
① 口に物を入れることへの興味が出てきた

歯科的に注目すべきポイントは「口や唇、舌の発達」。
手やおもちゃをよく口に運ぶようになるのは、口の感覚が育ってきている証拠です。これは、食べ物を受け入れる準備ができつつあるサインです。
歯っぴぃ口にスプーンなどを入れても舌で押し出さない のも、「哺乳反射」が弱くなり食べ物を受け入れやすくなっているサイン!
② よだれが増えてきた

よだれの量が増えるのも、口腔機能の発達において重要なサインです。よだれの増加は、唾液腺が活発になってきた証拠で、食物の消化や口の中の清潔を保つ働きが始まっています。
③ 支えてあげれば座れるようになってきた

咀嚼や嚥下(飲み込む動き)は、姿勢と密接に関係しています。しっかりと支えれば座れる、首がすわっている状態であることは、口の中の動きの安定にもつながります。
「歯が生えてないとダメ?」―答えはNO!
「歯が生えていないからまだ早い?」という質問もよくあります。
実は、下の前歯が生える前でも、離乳食の開始は可能です。
最初の離乳食期は、すりつぶした食材を舌と上あごでつぶす「吸啜(きゅうてつ)・舌圧」での摂取が中心で、まだ噛む力は必要ありません。つまり、歯がなくても大丈夫です。
ただし、歯の生え方やかみ合わせは、後の食べ方や発音にも影響するため、気になることがあれば小児歯科に相談してみましょう。
ワンポイントアドバイス
- 赤ちゃんの歯が生え始めたら、「食べる」「話す」「呼吸する」機能を育てる準備が進んでいるサインです。離乳食だけでなく、「噛む」練習を意識した食材の選び方も取り入れていきましょう。
- 離乳食が進むにつれて、口の動き、舌の使い方、飲み込み方が発達します。これらは将来の「歯並び」や「口呼吸の予防」にも繋がります。
まとめ
・離乳食の開始時期の目安は生後5~6ヶ月後だが、口の発達をみることが大事
・口に物を入れてみたり、よだれが増える、座れるようになってきたら離乳食開始のサイン
・体調が良い時に、少しずつ始めてみましょう
離乳食の開始は、赤ちゃんの口腔発達にとっても大きな節目です。
歯の有無にとらわれすぎず、赤ちゃんの「食べたいサイン」「口腔の動き」「姿勢の安定」などを見極めながら始めましょう。
