最近の子は噛まない
やわらかい食べ物ばかり食べている
と言われることが増えています。
噛む力(咀嚼力:そしゃくりょく)の低下は、子どもの発達や健康にさまざまな悪影響を及ぼします。
そこで今回は、噛む力を育てるのにおすすめのおやつをご紹介します。毎日のちょっとした工夫で、お口の機能を鍛えましょう!
咀嚼力の低下でのデメリット
歯並びが悪くなる
噛むことで、顎の骨や筋肉に刺激が入り、顎がバランスよく発達します。
咀嚼力が弱いと、顎が小さくなってしまいます。歯は顎の骨に埋まっているので、歯が1列に並びきらずガタガタ(叢生)になることがあります。
たわちゃん先生特に乳歯列期(3〜6歳)に噛む力が弱いと、将来の永久歯の歯並びにも大きく影響します。
集中力が続かない
噛む行為には、顎の発達以外にも脳の働きを活性化する効果があります。
・噛むことで、脳の「前頭前野(思考・判断・集中を司る部位)」が活発になる
・よく噛むことで血流が増えて、脳に酸素がしっかり供給される
たわちゃん先生子どもがぼーっとしやすい・授業に集中できない…という悩みがあるなら、「よく噛む習慣」もチェックポイントです。
消化機能が弱くなる
咀嚼は、消化の第一ステップです。
唾液には消化酵素(アミラーゼ)が含まれています。よく噛むことで唾液の分泌が増え、消化吸収がスムーズになります。
そのため、食べ物をよく噛まずに飲み込むと、消化するのに胃腸に負担がかかってしまいます。
たわちゃん先生噛まない子ほど「便秘」「お腹の張り」「未消化便」などのトラブルを起こしやすいです。
【年齢別】噛む力を育てるおやつ
【1〜2歳】咀嚼初期(前歯・奥歯が生え始める頃)

・やわらかせんべい
舌と歯茎で潰せて安心。子ども自身が持って食べられるのも◎
・バナナ入りパンケーキ
手づかみで食べられ、食物繊維が多いバナナで咀嚼が増える
・食パンの耳
焼いて少し硬くすれば「噛む練習」に最適
この時期は、「やわらかめで噛み応えが少しあるもの」を選び、噛む動作に慣れることが大切です。
【2〜3歳】咀嚼中期(乳歯がほぼそろう頃)

・ふかしたサツマイモ
食物繊維が多いサツマイモをふかすことで甘くてやわかく食べやすい
・トウモロコシの粒
プチッと噛む快感で自然と咀嚼回数アップ
・スティックチーズ
歯ごたえがあり、よく噛まないと飲み込めない
奥歯を使って「もぐもぐ噛む」動作がしっかりしてきます。少し噛みごたえのある素材を使って刺激を与えましょう。
【3〜4歳】咀嚼後期(咬合力が安定し始める)

・干し芋
繊維質が多く、よく噛まないと飲み込めない
・野菜チップス
ゴボウ、れんこん、人参など噛み応え◎
・胡麻クラッカー
パリパリ食感+噛む刺激が感じれる
この頃からはしっかり噛まないと食べられない硬さのものを少しずつ導入できます。
【5〜6歳〜小学生】咀嚼完成期(永久歯へ移行)

・煎り大豆
カリッとした食感。噛むのに負荷がかかる。
・するめ、さきいか
やわらかくするのに噛み続ける必要がある
・具材入りグラノーラ
オートミールやナッツ、ドライフルーツなどさまざまな食感が楽しめる
乳歯が抜け始め、噛む力が完成していく時期です。顎の筋肉をさらに鍛えるようなハード系おやつを取り入れていきます。
まとめ
・噛む力は、歯並び・あごの発達・集中力・消化などに深く関わる
・【1~2歳】やわらかせんべい、食パンの耳など
・【2~3歳】蒸しさつまいも、スティックチーズなど
・【3~4歳】干し芋、野菜チップスなど
・【5~6歳】するめ、煎り大豆など
今回ご紹介したおやつは、手軽に始められて、健康にも役立つものを中心にご紹介しました。
ぜひ今日から、「噛む力を育てるおやつ」を取り入れてみてください。
